2021年6月1日から、『アマビエ箸置き』の販売を開始しました。
新型コロナウイルス感染症が流行し、注目されるようになった「アマビエ」をモチーフに、川崎市内で活動する福祉施設「社会福祉法人なごみ福祉会 夢花工房」が製作した商品です。
「アマビエ」とは、海中から出現した幻獣(妖怪)で、豊作と疫病流行を予言し、自分の姿を書き写して人々に見せろと言い残してまた海中に姿を消した、と伝えられているものです。新型コロナウイルス感染症の流行により、疫病退散祈願や感染拡大防止のモチーフとして使用されることが多くなったことなどから、世間に広まりブームとなりました。
オンラインショップで販売中の「気まま箸」や「スイヘイセンなハシオキ」「チヘイセンなハシオキ」を製作している「社会福祉法人なごみ福祉会 夢花工房」の皆さんも、新型コロナウイルス感染症の不安が一日も早くなくなりますようにという思いを込めて、この『アマビエ箸置き』を製作してくださいました。
▲アマビエ箸置き(税込1,500円)
ここからは、アマビエ箸置きの「個性」をお伝えしたいと思います。
「社会福祉法人なごみ福祉会 夢花工房」の商品は、すべてが手づくり。木を糸鋸で切り抜くところから始まり、やすりがけ、塗装、接着、上塗りまで、福祉施設を利用する皆さんがひとつひとつ丁寧に作っています。
もちろん、作業に手抜きはありません。しかし、手作業で製作している以上、形や大きさには個体差が生じてしまいます。
『アマビエ箸置き』では、切り抜きがとても難しい部分があります。特に顔の部分は、なめらかなカーブを描いたおでこ、とがった口、扇形の耳があり、切る方向を細かく調整しないといけません。出来上がったアマビエを見比べると少し顔が違って見えますね(画像2参照)。一方はおちょぼ口で、もう一方は顎がしゃくれているように見えます。
▲画像2 アマビエ箸置きの顔の違い
アマビエの足の部分も、3本足を表現した波の形を切り抜くのは大変です。ここにも形に違いが出ています(画像3参照)。でも、違いはあれど、アマビエを立たせても置けるように計算してカットされているのです。
▲画像3 アマビエ箸置きの足の形の違い
このように、手作業による個体差はどうしても生まれてしまいます。でも、これはアマビエ達の個性なのです!ひとつとして同じアマビエはいないのです。購入されたお客様の手に届くアマビエが、どんな個性を持ったアマビエなのかを楽しみにしていただけると幸いです。
▲アマビエ箸置きは立たせて置くこともできる
『アマビエ箸置き』は大量生産が難しいため、おひとり様1点限りでの販売です。素敵なパッケージに入っておりますので、プレゼントとしてもおすすめ!
箸置きとしてだけでなく、インテリアとして机や棚に飾って楽しむこともできます。やさしい表情のアマビエを見て、皆様の心が少しでも安心できること、そして新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息を、お祈り申し上げます。
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