9月7日(土)、「妖怪/ヒト ファンタジーからリアルへ」展に関連して、絵かき、映像・アニメーション作家の松本 力さんを講師に招き、ワークショップ「妖怪影絵巻」を行いました。
講師の松本先生の挨拶の後、参加者の皆さんが自宅から持ってきた「変身グッズ」を持って、”影の撮影”をスタート。不思議な妖怪に変身した影をスクリーンに写して、カメラで撮影します。
▲スクリーン越しに見る影。ホウキや帽子、お皿など様々なものを使って変身しました。
続いて配られたのは、4コマの絵が描ける横長の紙。松本先生から、「撮影した影を参考にして、自分の変身した姿を描いてみよう。」との声がかかります。
▲カラーペンや鉛筆を使って描いていきます。
その後、影の写真が印刷された紙を参加者同士で交換。トレーシングペーパーを上に重ねて、影を描き写します。
▲この絵がどんなアニメーションになるのでしょうか。
その頃、松本先生は…
参加者の皆さんと同じく、アニメ―ションの一部になる絵を描いています。アーティスト魂に火がついたのか、神経を集中して描き進めます。
それぞれのコマが完成したら、つなげてフィルムを完成させます
▲長さは6メートルを超えました!
最後に、不思議な道具「絵巻物マシーン」が登場。これを使って、アニメーションを編集します。
▲制作したフィルムを撮影し、パソコンに取り込んで編集することでアニメーションができる、先生お手製のマシンです。
全ての作業が終わり、館内の「ミニホール」で上映会を行いました!
でも実は、この時点では作品は未完成。仕上げに、アニメーションに合わせて声を収録しました。松本先生がご自宅で音とアニメーションを組み合わせて、最終版が完成します。
▲撮影した影や手描きの絵が組み合わさったアニメーションが映し出されます。
▲アニメーションを見せる松本先生。
完成した作品は、こちらのウェブページでご覧いただけます。
影絵人形が子ども達の声と音楽に乗って踊りだす、不思議な癒しの映像をどうぞお楽しみください!
教育普及 杉浦