8月も終わりに近づいた8/25(日)、現在開催中の企画展「なばたとしたか こびとづかんの世界」関連イベントとして、造形ワークショップ「かわさきで新種発見!コビトになって、仲間入り!」を実施しました。展覧会でコビトを見るだけでなく、自分自身もコビトになってしまおうというコンセプトで行ったこのワークショップ。イベント当日は、小学生を中心とした12名の参加者が、講師の内野務さんに加え、図工の先生や博物館実習に来ていた学生さんといった沢山のスタッフが見守るなか、コビトに仲間入りをしました。
講師は図画工作家の内野務さん
まずはみんなで展覧会を観覧
ワークショップは、「なばたとしたか こびとづかんの世界」展の観覧からスタート。その後、コビトに変身するためのアイテムを作ります。材料は、紙バンドや色紙、針金など身近なものばかり。これで本当に変身できるの……?というスタッフの心配をよそに、子どもたちは、紙バンドでどんどん骨組みを作っていきます。ときおり内野さんが「大きく見せるといいよ」などと声を掛けますが、手出しはほとんどしません。思いついたアイテムを実現させるにはどうしたらよいか、子どもたち自身に考えさせて制作を促します。実はこのワークショップ、保護者の方は完全に見学のみ。作業中は手伝うどころか写真を撮ることもできません。そうやって、子どもたちの持つ豊かな創造性を引き出しているのです。
講師からのアドバイスは最小限に留まります
ハサミを使わずキレイに切る方法を、参加者自身が発見!
そしてついに、アイテムが完成。完成したアイテムを「装着」したら、いよいよコビトに変身です!『こびとづかん』に登場するコビトたちの最大の特徴は、頭に「トウチン」という、それぞれ特徴的な器官があること。それを子どもたちは、自分たちのもつ創造力を活かして上手に表現していました。
長く伸びるトウチンは、魚釣りをするためだそう
トウチンの先は…魚のエサが挟めるようになっています。こまかい!
それぞれコビトに変身したら、今度は披露の時間です。音楽に合わせて踊ろう……といっても、恥ずかしがり屋さんが多かったのか、なかなか前に出ることができません。それでもみんなで会場を一周し、ユニークなコビト姿を披露しました。
音楽に合わせて会場を一周
コビト姿でパチリ。
後ろもしっかり作り込まれています!
コビト姿の写真は、アイテムづくりのためのワークシートとともに小冊子(図鑑)にまとめていきます。小冊子は現在絶賛作成中!完成したら参加者の皆さまにお送りする予定です。どうぞお楽しみに。
教育普及担当:奈良本