被災収蔵品処置の記録 ―収蔵品を追う― ~写真分野編~<ラブリイ子爵の写真アルバム『日清戦争』>
作品解説 このアルバムの名前の由来になっているラブリイ子爵(生没年不詳)は、フランス公使館付き武官でした。ラブリイ子爵は日清戦争の際に日本軍に従軍した人物です。子爵の『日清戦争』アルバムに収められた鶏卵紙…
作品解説 このアルバムの名前の由来になっているラブリイ子爵(生没年不詳)は、フランス公使館付き武官でした。ラブリイ子爵は日清戦争の際に日本軍に従軍した人物です。子爵の『日清戦争』アルバムに収められた鶏卵紙…
初めての参加となった今回の救援活動では、紙資料レスキューの一環として、2021年11月から継続して行われている明治期の浮世絵版画の剥離作業を行いました。 作業場に到着し、じっとりと水を含んだ作品を初めて目…
修復前 修復後 資料解説 「河童図」は、江戸時代中期から後期にかけて制作されたものと思われます。この図には、猿のような姿の河童と、私たちが「河童」と聞いて想像…
私は初動時より紙を主体とする収蔵品のレスキューに関わらせて頂きました。被害のご報告を受けて現地に伺った際は、地下にはまだ水が残り、電気設備の故障のため照明もままならない状況でした。被災した作品を安定した…