川崎市市民ミュージアム -誕生をめぐって-
川崎市市民ミュージアムは、1988(昭和63)年11月に博物館・美術館の複合施設として川崎市中原区等々力に開館した。川崎市の歴史・民俗・考古などを紹介する博物館としての機能と、漫画・グラフィック・写真・映像といった複製芸術を中心に扱う美術館とが融合するという、全国でも類を見ないミュージアムとして様々な活動を展開してきた。
市民ミュージアムの建物は、2019(令和元)年10月の令和元年東日本台風で大きな被害を受け役割を終えることとなる。市民ミュージアムが川崎市麻生区の仮設事務所へ移転したことをきっかけに、2024(令和6)年2月から3月にかけて、企画展「川崎市市民ミュージアム-誕生と軌跡-」を開催。本書はその企画展の関連図書として、市民ミュージアム誕生の過程を計画と建築を中心に、構想の報告書や図面などの資料画像を交えてまとめたものである。
・第1部 市民ミュージアムー建築と展示―
第1章 川崎市立産業文化会館
第2章 現代映像文化センターと合築計画
第3章 川崎市市民ミュージアムの建築
補章 川崎市市民ミュージアムのコレクションと展示
・第2部 論考
第1章 川崎市市民ミュージアムの建築 斎藤信吾
第2章 建築を記録するということ 池田理哲
第3章 川崎市市民ミュージアムの誕生 鈴木勇一郎
- ページ数:61
- 大きさ:A4判 横
- 分類:図録
- 出版年度:2023年度
※本書にて、参考文献として紀要33集の論文「川崎市の文化政策と市民ミュージアムの誕生 / 鈴木勇一郎」が紹介されています。論文はPDFでご覧いただけます。
https://www.kawasaki-museum.jp/shop/wp-content/uploads/2024/02/kiyou33.pdf
企画展「川崎市市民ミュージアム-誕生と軌跡-」
期間:2024年2月18日(日)~3月5日(火)
会場:川崎市教育文化会館(〒210-0011 川崎市川崎区 富士見2丁目1-3)