当館の被災収蔵品レスキュー活動は様々な団体から多くの方々の協力や専門的な技術提供を受けて進めてまいりました。
「関係者コメントの記録」では、レスキュー作業に関わった方々と職員のコメントを紹介し、被災してからの当館の活動やどのような人々がレスキュー活動に関わってきたのかをお伝えしていきます。また、「被災収蔵品処置の記録 ―収蔵品を追う―」では、当館の収蔵品を紹介すると同時に、収蔵品に施した処置をお見せしながら、作品・資料の保存や修復についてご説明いたします。

関係者コメントの記録「NPO法人カビ相談センター 川崎市市民ミュージアムのカビ制御に関わるレスキュー活動に参加して」

 2019年12月下旬、川崎市市民ミュージアム地下収蔵庫で水害による被災現場を視察しました。  施設に限らず貴重な資料が夥しいカビによる被害を受け、一部採材してどの程度カビが汚染伝播しているか調査したとこ…