被災収蔵品処置の記録 ―収蔵品を追う― ~美術文芸分野編~<草薙の剣>
作品解説 安田靫彦 ≪草薙の剣≫ 昭和48年(1973) 125.5×66.0 紙本着色 被災前 被災後(修復前)…
当館の被災収蔵品レスキュー活動は様々な団体から多くの方々の協力や専門的な技術提供を受けて進めてまいりました。
「関係者コメントの記録」では、レスキュー作業に関わった方々と職員のコメントを紹介し、被災してからの当館の活動やどのような人々がレスキュー活動に関わってきたのかをお伝えしていきます。また、「被災収蔵品処置の記録 ―収蔵品を追う―」では、当館の収蔵品を紹介すると同時に、収蔵品に施した処置をお見せしながら、作品・資料の保存や修復についてご説明いたします。
作品解説 安田靫彦 ≪草薙の剣≫ 昭和48年(1973) 125.5×66.0 紙本着色 被災前 被災後(修復前)…
川崎市市民ミュージアムは、2017年度より川崎市の指定管理者としてアクティオ・東急コミュニティー共同事業体がその管理運営にあたってまいりましたが、2019年10月、台風による未曾有の災害を被りました。以来…
作品解説 このアルバムの名前の由来になっているラブリイ子爵(生没年不詳)は、フランス公使館付き武官でした。ラブリイ子爵は日清戦争の際に日本軍に従軍した人物です。子爵の『日清戦争』アルバムに収められた鶏卵紙…
川崎市市民ミュージアムの被災収蔵品レスキューに、神奈川県博物館協会の一員として参加させていただいています。被災直後の2019年10月末、収蔵庫のある地下1階に入りました。周辺の環境が劣悪とのことで、防護服…
初めての参加となった今回の救援活動では、紙資料レスキューの一環として、2021年11月から継続して行われている明治期の浮世絵版画の剥離作業を行いました。 作業場に到着し、じっとりと水を含んだ作品を初めて目…
僕は主に、額装されたままカビの発生したポスター類の救出に従事しました。ひたすら梱包箱と額縁を壊し、作品を慎重に剥がしてゆく作業は、注意を要するという以上にいたたまれない気持ちに襲われました。電源を喪失した時…