川崎市市民ミュージアムは、令和元(2019)年10月の台風19号(令和元年東日本台風)により被災し、施設及び収蔵品に多大な被害が生じ、被災後には全国の博物館、美術館関係者の皆様から多大な御支援、御協力を賜り、被災収蔵品レスキュー活動を進め、併せて博物館、美術館活動を継続してまいりました。これまでに御支援、御協力くださった皆様の御厚情に対しまして改めて御礼を申し上げます。
現在、新たなミュージアムの整備に向け、令和3(2021)年11月に策定した「新たな博物館、美術館に関する基本的な考え方」に基づき、「新たなミュージアムに関する基本構想(案)」を公表したところです。基本構想策定後には、令和7(2025)年度までに、「(仮称)新たなミュージアムに関する基本計画」及び「(仮称)新たなミュージアムに関する管理運営計画」の策定に向け、取組を進めてまいります。
市民ミュージアムは、引続き休館とさせていただきますが、市内他施設やオンラインを活用して博物館、美術館活動を継続するとともに、被災収蔵品レスキュー活動も継続してまいりますので、何卒、御支援、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。
令和5(2023)年4月
館長・蛭川泰行