ハイチアート展
企画展示室2 / 2017年09月02日-2017年11月26日
フィルトン・ラトルチュール《狼の子を連れて散歩するライオンのカップル》
カリクトス・アンリ 《花を持つ少女たち》
J.N.E. キャデ《 ゴナイーヴの農場風景》
フォーレスト・アヴリール 《幻想の森》
ギー・ジョセフ 《ラブトゥリー》
クロード・ダンブレビーユ 《市場風景》
ジャン・クロード・ポール 《花の中のおうむ》
カリブ海の美しい島国で生まれた、人間愛と自然への親しみに満ちたハイチアートの数々を紹介!
カリブ海に浮かぶ美しい島国・ハイチ共和国。1492年にコロンブスが到達して以来、1804年にフランスから独立して世界初の黒人による共和国として誕生しました。フランス植民地時代には、人々の間に芸術に親しむ環境が醸成されて、やがて国民全体に広がっていきました。フランス人仕込みで絵の描き方を学んだ人々は、ハイチの美しい自然や素朴な民衆の生活をモチーフに、ハイチの文化を象徴する「ハイチ絵画」を誕生させました。南国的な華やかな色彩で、擬人化された動物たちや幻想的な風景、ブードュー教信仰を背景とした精霊の姿などを描くハイチの芸術は、シュルレアリスムの指導者アンドレ・ブルトン(1896-1966)にも注目され、世界的に高い評価を受けています。
明るく、楽しく、そして優しい人間愛と自然への親しみに満ちたハイチアートの数々をお楽しみください。
★★ハイチってどんな国?★★
南北のアメリカ大陸の中間に位置するカリブ海。その第二の島イスパニョーラ島の1/3を占める国です。四国と九州の中間くらいの面積に、約1070万人が住んでいます。「ハイチ」という国名は、先住民族が「山の多い土地」と呼んでいたことに由来しています。かつてアンドレ・マルローが「最高の絵描き民族」と評した、知られざる「アートの国」です。
関連イベント
◆対話型鑑賞ツアー(要事前申込)
(1)対話型鑑賞ツアー「ハイチアートでゆる~っとオシャベリ鑑賞会」アートの国・ハイチからやってきた作品をじっくり見て、感じたことをお話しましょう。作品や他の参加者の視点から、何かを発見する楽しさを体験してみてください。
日時:10月21日(土)14:00~15:00
(2)親子向け対話型鑑賞ツアー「親と子べつべつ!?オシャベリ鑑賞会」
ハイチアートを見ながら自由におしゃべりをしませんか?まずは親と子で別グループに分かれて鑑賞。それから親子で一緒に話をしてみましょう。きっと話したいことがいっぱいです!
日時:11月11日(土)11:00~11:45
※上記(1)(2)ともに申込先など詳細はイベントページをご覧ください。
◆ミニホール上映「牛山純一ドキュメンタリー ハイチ・カリブ海シリーズ」
日本テレビで放送されていた「すばらしい世界旅行」「知られざる世界」などの制作プロデューサー牛山純一(1930-1997年)が手掛けたテレビドキュメンタリーから、ハイチ・カリブ海を取材した映像を上映します。
日時:9月24日(日)、10月29日(日)、11月18日(土)14:00~15:00
3Fミニホール/定員40名/参加無料 ※当日直接会場へお越しください
ハイチアート展
- 会場
- 企画展示室2
- 期間
- 2017年09月02日-2017年11月26日
- 休館日
- 毎週月曜日(ただし9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)、11月24日(金)
- 観覧料
- 一般 300円(240円)
- 学生・65歳以上 200円(160円)
- 中学生以下 無料
- *( )内は20名以上の団体料金 *障害者手帳をお持ちの方およびその介護者は無料 *9月18日(月・祝)敬老の日は65歳以上無料
- 主催
- 川崎市市民ミュージアム
- 後援
- 駐日ハイチ共和国大使館
- 協力
- 佐藤文則
- 特記事項
- 同時開催の「山下清とその仲間たちの作品展」(~10月1日まで)の観覧券(半券)ご提示で100円割引となります。