オンライン展覧会
路地の記憶 ヒップホップ的なるものの社会史
2024年7月開催のパリオリンピックでは、追加競技としてアーバンスポーツのひとつであるブレイキンが初採用されました。JR武蔵溝ノ口駅前は、世界トップクラスのダンサーが練習していることからブレイキンの聖地として知られ、川崎市はブレイキンをはじめ若者文化のバックアップを推進しています。
これらを踏まえ、近現代日本における「路地(ストリート)」に焦点を当て、そこから生まれた文化を歴史的にたどる展示を行います。戦前期日本の都市で庶民に人気であった娯楽や、戦後の高度経済成長から、アメリカでのヒップホップ文化の誕生とそれらの日本への流入・定着、そして現在の川崎におけるストリートカルチャーの一端までを、大きなひとつの流れとして紹介します。世界的な文化となったストリートカルチャー及び近代日本社会の文化的発展を、川崎地域を軸にして探っていきます。
オンライン展覧会概要
- 期間:2024年7月1日(月)10:00 ~ 2025年3月31日(月)15:00
- 無料、申込不要
- 主催:川崎市市民ミュージアム
展覧会ページ:「the 3rd Area of “C”―3つめのミュージアム―」
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蓄音機(昭和初期、日本蓄音器商会製) (川崎市市民ミュージアム所蔵) |
武蔵溝ノ口駅(昭和36年頃) (川崎市市民ミュージアム所蔵) |
浅草公園を写した絵葉書(彩色)(個人蔵) |
展示構成
- 第一章 戦前日本の路地の記憶
- 第二章 路地の文化 -社会の成熟とヒップホップの定着まで-
- 第三章 21世紀のストリート -世界はカワサキをめざす-
「建武記」(国立公文書館所蔵) | 等々力緑地でBMXの練習に集まる若者たち(画像提供:堀井明氏) | Technics SL-1200(個人蔵) |
関連企画
◆川崎市市民ミュージアム講座「What's Hip? 川崎ストリートカルチャーの平成史」
現在川崎市が支援する、ストリートカルチャーと呼ばれる若者文化。なぜ川崎に定着したのか。ヒップホップを中心としたストリートの哲学・思想との接続を試みつつ、川崎のストリートカルチャーの現代史を読み解きます。
講師:霜村 光寿(歴史分野担当学芸員)日時:2024年11月2日(土)14:00~15:30
会場:川崎市本庁舎 復元棟 2階 205会議室
定員:20名(要申込)
▼詳しくは「ゆたかな学びの場へようこそ -川崎市市民ミュージアム講座-」をご覧ください
https://www.kawasaki-museum.jp/event/29976/
◆ワークショップ「壁をいろどれ! Hop/Colors/Document ~ストリートアートを体験してみよう~」※申込受付を終了しました※
みんなで色を塗って、一つの作品を完成させるワークショップです。会場は若者文化の発信拠点、カワサキ文化会館。一緒にプレーヤーやダンサーを盛り上げよう!
完成した作品は、オンライン展「路地の記憶 ヒップホップ的なるものの社会史」の中で紹介します。
開催日:2024年10月20日(日)14:00 ~ 15:30
対象:小学生以下の子供と保護者
定員:8組程度
参加費:無料
会場:カワサキ文化会館 1階 マルチパーパスコート
講師:今井 俊介
申込期間:
主催:川崎市市民ミュージアム
▼詳細はイベントページにて
https://www.kawasaki-museum.jp/event/30784/
オンライン展覧会
路地の記憶 ヒップホップ的なるものの社会史
- 期間
- 2024年07月01日-2025年03月31日
- 主催
- 川崎市市民ミュージアム