中井精也 鉄道写真展 笑顔あふれる「ゆる鉄」ワールド
NHK BSプレミアム「中井精也のてつたび!」をはじめ、テレビでも幅広く活躍中。「ゆる鉄」中井精也の人気作を中心に、約200点を一堂に展示!
ゆるい鉄道写真、略して「ゆる鉄」に代表される中井精也の作品は、鉄道ファンでない人でも、見た人誰もが思わず笑顔になる癒される写真です。本展では、中井精也の代表作「1日1鉄!」の集大成約150点と、「夢と希望の三陸鉄道」から約50点をご覧いただきます。
「1日1鉄!」は、中井精也がライフワークとして毎日ウェブ上に鉄道写真を公開しているシリーズです。これまで10年以上に渡って発表してきた4,000点以上の作品の中から、今回は特に人気の高い作品を展示します。
「夢と希望の三陸鉄道」は東日本大震災直後から2014年春に運行再開した三陸鉄道を、3年間通って撮影したものです。三陸鉄道の運転再開を喜ぶ現地の方々の気持ちと、中井精也の三陸への思いが胸を打つシリーズです。
さらに特別展示として、2016年、東急田園都市線の溝の口~長津田間開業50周年を記念して中井精也が撮り下ろした作品「DT moment」より、「沿線で見つけた輝く瞬間」を捉えた写真約20点をご紹介します。
多彩な関連イベントとともに、心あたたまる「ゆる鉄」ワールドをお楽しみください!
展覧会趣旨
川崎市市民ミュージアムは、日本で初めて公立の施設として写真の収集および展示をスタートさせた美術館です。1988年の開館以来約30年間にわたり、日本と海外の重要なドキュメンタリー作品や、写真史上貴重な作品を集めて展示してきました。
本展でご覧いただく作品を通して、形式にこだわった従来の鉄道写真を超えた、新しい「ゆる鉄」写真を感じていただければ幸いです。
鉄道写真家 中井精也(なかいせいや)プロフィール
1967年、東京生まれ。鉄道の車両だけにこだわらず、鉄道にかかわるすべてのものを被写体として独自の視点で鉄道を撮影し、「1日1鉄!」や「ゆる鉄」など新しい鉄道写真のジャンルを生み出した。2004年春から毎日1枚必ず鉄道写真を撮影するブログ「1日1鉄!」を継続中。広告、雑誌写真の撮影のほか、講演やテレビ出演など幅広く活動している。
株式会社フォート・ナカイ代表。社団法人日本写真家協会会員、日本鉄道写真作家協会副会長。
甘党。
■ブログ:「1日1鉄!」
http://www.ichitetsu.com
■受賞歴
2015年 日本写真協会 新人賞受賞
2015年 講談社出版文化賞・写真賞受賞「1日1鉄!」(インプレスジャパン)
■著書・写真集
「カメラは魔法の小箱です」フォート・ナカイ 2016年
「中井精也のテツ模写」洋泉社 2015年
「中井精也写真集 1日1鉄!」インプレスジャパン 2014年
「夢と希望の三陸鉄道: 開業30周年&全線運行再開記念」徳間書店 2014年
「世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書」インプレスジャパン 2014年
「DREAM TRAIN」インプレスジャパン 2012年
「ゆる鉄」クレオ 2009年
■TVレギュラー
「中井精也のてつたび」NHK BSプレミアム(放送中)
「ひるまえほっと てくてく散歩」NHK総合(鉄道の旅特集の時に随時)
中井精也の「にっぽん鉄道写真の旅」BS-TBS(2012年-2015年)
「カメラと旅する鉄道風景」CS各局(随時放送)
関連イベント
中井精也 ギャラリートーク&サイン会/講演会&サイン会
- 4月7日(土)・5月5日(土・祝)
- 各日 午前11時~12時 ギャラリートーク&サイン会[2F企画展示室1/要観覧券]
- 各日 午後2時~3時 講演会&サイン会[1F逍遥展示空間/参加無料]
- ※講演会の内容は日によって異なります。4月7日…「鉄道写真入門」/5月5日…「鉄道写真家になるには」
- ※当日先着順による入場です。(整理券の配布等はございません)
- ※サインは当館1Fミュージアムショップで販売する中井精也の書籍に限ります。
学芸員による展示解説
- 4月15日(日)、4月30日(月・振休)、5月6日(日)、6月16日(土)各日午後2時~3時
- 当日の企画展観覧券(半券可)が必要です。/2F企画展示室1前へお集まりください。
ベビーカーツアー
- 5月17日(木)午前11時45分~(30分程度)
- 未就学児とその保護者/定員6組程度/当日の企画展観覧券(半券可)が必要です。
- ※4月15日(日)より受付開始(先着順)。申込はこちらのページへ。
ふわふわ「のるるん」エアドームが来るよ!
東急線キャラクター「のるるん」の大きなエアドームの中に入って遊ぼう!協力:東京急行電鉄株式会社
- 5月26日(土)午前10時~午後4時
- 1F逍遥展示空間/3歳~小学6年生/参加無料/当日直接会場へ
「鉄道落語会」柳家小ゑん・古今亭駒次
鉄道好きで知られる落語家2人による、鉄道の新作落語会です。- 6月3日(日)午後2時~3時(午後1時半開場)
- 1F映像ホール/定員270名(先着順)/当日の企画展観覧券(半券可)が必要です。
- ※プロフィールなど詳細はこちらのページをご覧ください。
(左から)柳家小ゑん、古今亭駒次
親と子べつべつ!?オシャベリ鑑賞会
展示会場を、最初は親と子で別グループに分かれて鑑賞します。その後、作品について親子で一緒に話をしてみましょう。協力:アート・コミュニケータ東京
- 6月10日(日)午後2時~3時
- 2F企画展示室1/ 5歳~小学6年生とその保護者/定員10組/当日の企画展観覧券(半券可)が必要です。
- ※5月13日(日)より受付開始(先着順)。申込はこちらのページへ。
▲前回開催時の様子。
★会期中同時開催【観覧無料】★
[特別展示] 中井精也「東急田園都市線開業50周年記念 DT moment」(2F アートギャラリー)※追加決定!
2016年、東急田園都市線の溝の口~長津田間開業50周年を記念して中井精也が撮り下ろした作品「DT moment」より、「沿線で見つけた輝く瞬間」を捉えた写真約20点をご紹介します。詳しくはこちらのページをあわせてご覧ください。
▲東急田園都市線 青葉台~田奈
[関連展示] 川崎ヒストリー展 ~川崎の鉄道~ (2F アートギャラリー)
川崎市内における鉄道のあゆみを、当時の資料や写真を交えてご紹介します。
▲向ヶ丘遊園モノレール 昭和46(1971)年
[関連展示] 鉄道模型ジオラマ展示 (2F アートギャラリー3)
3月末に開催した「鉄道模型ジオラマ制作ワークショップ」の受講生と、その講師陣(T-Trak Networkほか)による鉄道ジオラマを展示します。
今回のため、南武線など「川崎」に馴染みのある駅のジオラマも登場!土日祝日には、実際にジオラマの上を電車が走る姿を見られるかもしれません。
*詳細はこちらのページをご覧ください。
[体験展示] あそんでミュージアム!こどもステーション(会期中の土日祝/2F 企画展示室2)
ダンボール電車の乗り物や鉄道に関するワークショップで、「鉄道のある暮らし」について遊びながら学ぼう!
協力:タカムラ産業株式会社、東京急行電鉄株式会社
*コンテンツの一部は有料・年齢制限があります。詳細はこちらのページをご覧ください。
★関連上映プログラム★ (1F 映像ホール)
① 鉄道のある風景 4月1日(日)~22日(日)の土日
小津安二郎生誕100周年記念として作られた、山手線・京浜東北線・高崎線・都電荒川線の情景を活かした傑作「珈琲時光」をはじめ、「鉄道」が印象深く映される名作映画5作品を上映します。
【上映作品】「蜂の巣の子供たち」/「遠い一本の道」/「珈琲時光」/「カルメン故郷に帰る」/「彼岸花」
*上映スケジュールなど詳細はこちらのページをご覧ください。
▲「珈琲時光」c2003 松竹株式会社/朝日新聞社/住友商事/衛星劇場/IMAGICA
② ポーランド映画祭2018 in川崎 4月28日(土)~5月5日(土・祝)の土日祝
ポーランドから「鉄道」を描いた秀作映画をはじめ、カヴァレロヴィッチ監督作品など5作品を上映します。
【上映作品】「夜行列車」/「尼僧ヨアンナ」/「鉄路の男」/「影」/「太陽の王子ファラオ」
*上映スケジュールなど詳細はこちらのページをご覧ください。
▲「夜行列車」
③ 親子で楽しめるアニメーション映画上映会『父を探して』 5月6日(日)★中学生以下無料
出稼ぎに行った父を探すため列車に乗って旅立った少年の冒険を、多彩なブラジル音楽にのせて絵本のようなタッチで描いた傑作アニメーション。
*セリフや字幕の無い作品です。小さなお子様をはじめ、幅広い年齢層の方にお楽しみいただけます。
*詳細はこちらのページをご覧ください。
中井精也 鉄道写真展 笑顔あふれる「ゆる鉄」ワールド
- 会場
- 企画展示室1、アートギャラリー2
- 期間
- 2018年04月07日-2018年06月24日
- 休館日
- 毎週月曜日(ただし4月30日は開館)、5月1日(火)
- 観覧料
- 一般 600円(480円)
- 学生・65歳以上 450円(360円)
- 中学生以下 無料
- *( )内は20名以上の団体料金。*障害者手帳をお持ちの方およびその介護者は無料。
- 主催
- 川崎市市民ミュージアム
- 協力
- 株式会社フォート・ナカイ、東京急行電鉄株式会社、株式会社東急エージェンシー、三陸鉄道株式会社、T-Trak Network/企画協力:M&M Color