川崎市市民ミュージアム講座(2017年10月~2018年3月)
川崎市市民ミュージアムでは毎年、市民の皆さまにミュージアムをより身近に感じていただけるよう、学芸員が館の研究分野や専門領域について分かりやすくご紹介する講座を開催しています。
今年は8つの講座をご用意!ご興味に合わせてお気軽にご参加ください。
(連続講座ではありません。1日からご参加可能です)
【各回共通】
各日14:00~15:30/3F研修室2/定員30名(各回先着順)
要事前申込(ページ下部のWEB申込フォームまたはFAX 044-754-4533)※9月16日(土)受付開始
※11月26日は野外実習のため、時間・料金等が異なります。
9:30~12:00(南武線久地駅改札集合)/定員15名/ガイドブック購入費込み600円
★季節の飾りが好きな方、行事に関心のある方にオススメ!
3月4日(日)
『うそ替え神事』講師:村山 翠
菅原道真公と関わり深い動物の一つに、「うそ」という鳥がいます。うそ替え神事は、人々が「うそ」をかたどった像を毎年古いものから新しいものへとりかえることで、新年の幸福を祈るという天満宮の祭事の一つです。とりかえるという行為には、これまであった悪いことをうそ(=嘘)にする等の意味が込められています。講座では、県内外のうそ替え神事がそれぞれどのように行われているのかを紹介します。
★教育に関心のある方、学校関係者にオススメ!
3月18日(日)
『日本近代教育の取り組み ―川崎市を事例に―』講師:谷 拓馬
日本では明治期以降、欧米の教育制度を模範とした「郷土教育」が、学校教育の分野を中心に様々な形で展開されました。本講座では、郷土教育の地域的展開について、川崎市を事例としてご紹介します。
~以下は終了しました~
★美術、デザインに関心のある方、学生の方にオススメ!
10月1日(日)
『抽象芸術と「デザイン」―MoMA「マシーン・アート」展を手がかりに―』講師:平井 直子
本講座では、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催された最初のデザイン展といわれる「マシーン・アート」展(1934年)を手がかりに、「デザイン」と「美術」の境界線の問題について、様々な角度からお話しします。
★写真の保存に困っている方にオススメ!
10月22日(日)
『アナログ&デジタル写真の保存について』講師:林 司
押入れやタンスにしまってある古いフィルムや、ご自身が子どもの頃の写真アルバム、デジカメやスマホで撮影してパソコンに入ったままの画像など、写真の保存方法について、わかりやすく解説します。保存方法がわからない写真があれば、実物を持参いただければ保存方法のアドバイスも行います。
★日本近代美術、近代版画史に関心のある方にオススメ!
11月12日(日)
『近代日本版画の世界 ―新版画の風景表現にみる「日本」―』講師:古家 満葉
本講座では近代の木版画における風景表現を中心に、描かれた「日本」の姿を探ります。特に、伝統木版画の復興とその近代化を目指した「新版画」の制作に携わった川瀬巴水や吉田博らの作品を紹介します。国内外に流通した彼らの作品の特徴から、新版画の作家たちが描いた日本の風景を概観します。
★川崎の歴史に興味のある方にオススメ!
11月26日(日)
『東高根遺跡と弥生時代 ―長尾の里の遺跡めぐり―』講師:小薬 一夫
弥生時代の大規模集落の存在が想定されている高津区の東高根遺跡を中心に、長尾の里周辺の弥生時代の遺跡を巡りながら、多摩丘陵の弥生文化を考えます。ほとんどの遺跡はすでに失われていますが、発掘調査された報告書を手掛かりに、秋の紅葉を楽しみながら、実際に現地を歩いて遺跡を散策していきます。
※本講座は野外実習のため、時間・料金等が異なります。
<2018年>
★歴史・時代劇が好きな方にオススメ!
2月4日(日)
『昭和初期における映画撮影と文化財のかかわり ―姫路城ろの門爆破事故を例に―』講師:渡邉 裕太
昭和初期に作られた時代劇映画では小道具や背景として、かごやよろいといった実物の資料や寺社などが使われていました。そのため、壊れたりといった被害が多かったと言われています。今回はこのような当時の撮影時の文化財の利用について、制度を踏まえながら、姫路城ろの門爆破事故を中心に紹介します。
★団塊世代の方、昭和史に関心のある方にオススメ!
2月18日(日)
『ニュース映画で見る昭和史』講師:濱崎 好治
戦後から平成元年まで、ニュースを見ながら昭和の出来事を解説し、後世に残すための自分史のアーカイブについてお話します。未来の子どもたちに、何を残し伝えていくかを考えます。