2024年度 救う過去、つなぐ未来 ―川崎市市民ミュージアム被災後活動報告展―

 / 2024年06月14日-2024年08月31日

 川崎市市民ミュージアムは、2019 年10 月の令和元年東日本台風により9つあった地下収蔵庫全てが浸水し、大半の収蔵品が被災するという甚大な被害を受けました。被災直後から、設備の応急的な復旧を行うとともに、収蔵品の収蔵庫からの搬出、作品の劣化の進行を食い止める「応急処置」や修復などのレスキュー活動を行っています。
 複数の分野にまたがる収蔵品を持った当館のレスキュー活動は、大きさ、素材、形状が異なる多様な収蔵品を扱わなければならず、困難を極めました。処置の場所の確保や保管方法など多くの課題にも直面しましたが、さまざまな外部団体の御支援・御協力もあり、ひとつずつ解決してきました。
 2023年10月1日に事務所機能およびレスキュー活動の拠点を麻生区に移し、他の施設の展示スペースやオンラインを活用した展覧会、出張形式の教育普及活動など、博物館・美術館としての活動も継続して行っています。
 本展は、2021年に東海道かわさき宿交流館にて開催した企画展「救う過去、つなぐ未来」を再構成したものです。市民の皆様に当館および収蔵品の現状を御報告し、収蔵品レスキュー活動に御理解をいただくと共に、現在行っている展覧会などの市民ミュージアムの活動にも関心をお持ちいただけますと幸いです。

開催概要

「2024年度 救う過去、つなぐ未来 ―川崎市市民ミュージアム被災後活動報告展―」
展示期間:2024年6月14日(金)~8月31日(土) ※期間中無休
開場時間:9:00~21:00
会場:川崎市役所本庁舎復元棟2階 205会議室
入場料:無料

 

会場内では新しいミュージアムに向けた取組についてもパネルで紹介しています。また、Webアンケートも設置しておりますので、ぜひご協力ください!

 

 

会場

川崎市役所本庁舎 復元棟 2階 205会議室
〒210-8577
神奈川県川崎市川崎区宮本町1番地
・JR川崎駅から徒歩7分
・京急川崎駅から徒歩5分

 

2024年度 救う過去、つなぐ未来 ―川崎市市民ミュージアム被災後活動報告展―

期間
2024年06月14日-2024年08月31日
主催
川崎市市民ミュージアム