ゆたかな学びの場へようこそ -川崎市市民ミュージアム講座-

講座
2024年11月02日-2024年11月09日
ゆたかな学びの場へようこそ -川崎市市民ミュージアム講座-

6年ぶりのリアル開催!当館学芸員が研究分野や専門領域について分かりやすく解説します。
今年度は歴史や美術、映像の分野から全4講座を開講。市民ミュージアムが開催する展覧会やイベント、川崎ゆかりの作家に関連したものなど、魅力的なトピックスをそろえました。しかも久々の対面スタイルで開催!講師との直接対話で、理解も興味も深めながら学ぶことができます。

 

ラインナップ (事前申込制)

  • 講座① 陶芸家 濱田庄司
             【2024年11月2日(土)10:30~12:00】
  • 講座② What's Hip? 川崎ストリートカルチャーの平成史
             【2024年11月2日(土)14:00~15:30】
  • 講座③ 川崎市100年の物語から
             【2024年11月9日(土)10:30~12:00】
  • 講座④ 映画フィルムの魅力 保存と復元を担う技術者の仕事
             【2024年11月9日(土)14:00~15:30】

 

講座内容(4講座)

講座① 陶芸家 濱田庄司
    【2024年11月2日(土)10:30~12:00】

講師:佐藤 美子(美術文芸分野担当学芸員)

定員:20名 ※1組4名まで(事前申込制、申込多数の場合は抽選)
参加費:無料

陶芸家濱田庄司といえば、栃木県の益子をイメージすると思いますが、実は川崎にもゆかりがあります。「京都で道を見つけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った」濱田は、もともとはルノワールに憧れて画家をめざし、雑誌に挿絵などを投稿していた時期がありました。本講座では、濱田の陶芸家になる前の活動や交友関係、民藝運動のはじまりや活動、また定期的に訪れていた沖縄のことなどに触れながら、濱田庄司の足跡をたどります。

★キーワード:濱田庄司 陶芸 民藝運動 沖縄 益子

 

 
  益子にて 制作の様子

 

講座② What's Hip? 川崎ストリートカルチャーの平成史
    【2024年11月2日(土)14:00~15:30】

講師:霜村 光寿(歴史分野担当学芸員)

定員:20名 ※1組4名まで(事前申込制、申込多数の場合は抽選)
参加費:無料

現在、川崎市は若者文化を支援しており、その中心は一般にストリートカルチャーと呼ばれるものです。川崎を含め全国で見られるようになったこうした文化ですが、定着には平成期約30年の歴史があります。本講座では、これまで講師が実施した、川崎におけるストリートカルチャー先駆者たちへのインタビューをもとに、なぜそれらの文化が川崎に定着したのか、ヒップホップを中心としたストリートの哲学・思想との接続を試みつつ、川崎のストリートカルチャーの現代史を読み解いていきます。

★キーワード:フリースタイルバスケットボール、スケートボード、BMX(フリースタイル)、ダブルダッチ、ヒップホップダンス、ラップ、DJ、ブレイキン

 

 
  Technics製ターンテーブル SL-1200

 

講座③ 川崎市100年の物語から
    【2024年11月9日(土)10:30~12:00】

講師:鈴木 勇一郎(歴史分野担当学芸員)

定員:20名 ※1組4名まで(事前申込制、申込多数の場合は抽選)
参加費:無料

川崎市が誕生して100年。20世紀初頭までは、川や海を望む町場や村が広がっていた丘や平野は、工業化、都市化の中で急速に姿を変え、人口150万人を超える日本でも有数の大都市が形成されました。川崎市が現在のような姿となったのは、当初から定まっていた運命ではなく、偶然と選択の積み重ねによるところが大きいものでした。今回は、市民ミュージアムの収蔵品も紹介しつつ、こうした川崎市誕生の秘密に迫っていきたいと思います。

★キーワード:川崎市 市制 市域拡張 都市計画 工業都市

 

 
  川崎市市役所新庁舎完成記念アルマイト盆(昭和13〈1938〉年)
川崎都市計画図(昭和12〈1937〉年)

 

講座④ 映画フィルムの魅力 保存と復元を担う技術者の仕事
    【2024年11月9日(土)14:00~15:30】

講師:郷田 真理子(映画分野担当学芸員)

定員:20名 ※1組4名まで(事前申込制、申込多数の場合は抽選)
参加費:無料

誕生から129年の歴史をもつ映画フィルムは、デジタルが主流になった今もなお、名監督達から映画表現に欠かせないメディアとして好んで使われています。フィルムは唯一の映像メディアだった時代から、試行錯誤を繰り返して発展を遂げてきました。当講座では、映画フィルムの技術史を振り返りながら、フィルムの保存と復元技術をテーマに、講師の現像所での職務経験と技術者への聞き取りをふまえて解説します。

★キーワード:映画、フィルム、現像所、映画保存、映像アーカイブ、映画館、映画製作

 

 
  35mmフィルム

 

 

【お申込み方法】

申込期間:2024年9月30日(月)10:00~10月21日(月)16:00

本ページ内の申込フォームよりお申し込みください。
※当館からのメール(kawasaki-museum.com)が受信できるよう、事前にドメイン設定をお願いいたします。
※お送りしたメールは迷惑メールに振り分けされる場合がございます。念のため迷惑メールフォルダもご確認ください。
※申込多数の場合は締切後に抽選を行い、締切日の3日後までに当選者のみにメールをお送りします。

≪申込フォームへは2024年9月30日(月)10:00からアクセス可能となります≫

【会場案内】

川崎市役所本庁舎 復元棟 2階 205会議室
〒210-8577
神奈川県川崎市川崎区宮本町1番地
・JR川崎駅から徒歩7分
・京急川崎駅から徒歩5分

 

①市役所通りから本庁舎オープンエントランス(アトリウム)へ進んでください。
②コンビニ(ファミリーマート)横階段から2階に上がってください。
③彫刻《月の顔》岡本太郎作 前の自動ドアからお入りください。
④右に曲がり、「旧市長室復元」の隣が「205会議室」です。
※エレベータをご利用の場合は、コンビニを通り過ぎまっすぐ進んだ先の1F~3F用のエレベータをご使用ください。