川崎市市民ミュージアム講座(オンライン)
川崎市市民ミュージアムでは、市民の皆さまにミュージアムをより身近に感じていただけるよう、学芸員が館の研究分野や専門領域について分かりやすくご紹介するオンライン講座を開催します。
美術、博物、映画と、様々な分野の講座をYouTubeで配信します。
視聴は無料。申し込みも不要です。どなたでも、興味のある講座を好きな時間に受講することができます。
配信終了した講座
①映写室へようこそ!
配信期間:2021年7月30日(金)10:00 ~ 10月28日(木)16:00 ~配信は終了しました~
講師:村岡 由佳子
普段目にする映像はデジタルのものがほとんどで、実際にフィルムで観る機会は少なくなってしまいました。この講座では、川崎市市民ミュージアムの映写室をご案内しながら、今では珍しくなったフィルム上映にフォーカスし、映写機の仕組みや映写室で行われる上映までの流れなどをご紹介します。
フィルム映写で使用する道具の一部
②入門!修復とは何なのか
配信期間:2021年9月3日(金)10:00 ~ 12月2日(木)16:00 ~配信は終了しました~
講師:貝塚 建
文化財の修復には、様々な考え方があり、作品の歴史的背景や社会情勢などに大きく左右されてきました。実際に行われてきた過去の著名な修復を例に挙げながら、「修復とは何なのか」「なぜ修復するのか」「いつ、だれが、どのように修復するのか」という素朴な疑問、 普段あまり考えることのない「修復の在り方」について一緒に考えていきたいと思います。
写真左/修復以前のラオコーン像(1850年撮影)Emanuele Liali, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>,via Wikimedia Commons
写真右/修復以後のラオコーン像(紀元前160~20?)ローマ・バチカン美術館 Vatican Museums , Public domain, via Wikimedia Commons
③展覧会見どころ紹介「給水開始100年-近代川崎を切り拓いた水道-」
配信期間:2021年9月24日(金)10:00 ~ 12月23日(木)16:00 ~配信は終了しました~
講師:谷 拓馬
2021年10月1日(金)から11月28日(日)に、川崎市大山街道ふるさと館で開催される展覧会の注目ポイントを担当学芸員がご紹介します。
いつも、私たちが何気なく使っている水道。蛇口をひねると水が出てきますが、水道が敷かれる前は、濾過された水を買ったり、自分の足で汲みに行ったりするのが当たり前でした。本講座では、川崎に水道が創設されてからちょうど100年の節目に、当時の資料などをもとにその歩みについて振り返ります。
展覧会の予習・復習も兼ねて是非ご覧ください。
川崎町水道通水記念絵葉書 大正10(1921)年
④昔の漫画に詳しくなろう!「正チャンの冒険」編
配信期間:2021年10月29日(金)10:00 ~ 2022年1月27日(木)16:00 ~配信は終了しました~
講師:新美 琢真
約100年前の大正12年、新聞紙上で日本初の日刊連載の4コママンガが始まりました。その名も「正チャンの冒険」。洋装のモダンな少年が、お供のリスと冒険を繰り広げる物語はたちまち子供たちの心をつかみ、大ブームを巻き起こします。正チャンの何が画期的で漫画の歴史にどんな影響を与えたのか、学芸員がマニアックに解説します。
「お伽 正チャンの冒険 貳の巻」大正13(1924)年
⑤川崎大師と初期の京浜電気鉄道
配信期間:2021年12月24日(金)10:00 ~ 2022年3月24日(木)16:00 (再配信:2022年10月1日(土)10:00 ~ 12月28日(水)16:00)~配信は終了しました~
講師:鈴木 勇一郎
近世、江戸近郊の参詣地として知られていた川崎大師は、明治維新の激動を乗り越え、近代以降も栄え続けていきました。その背後には川崎大師自身や京浜電気鉄道によるさまざまな努力があったのです。今回はそれらの取り組みを京浜電気鉄道のポスターなど、当館所蔵の資料を交えながら紹介していきます。
京浜電気鉄道大森・大師間全通ポスター