時習学校と文山先生 -川崎初の私立中学校-

アートギャラリー1 / 2018年08月04日-2018年09月17日


▲時習学校創設者 宗澤文山(大正3年 於 自宅撮影)

時習学校は、明治期に開設された、川崎市内で初の私立中学校で、その創設者が安楽寺の第29世当主、宗澤文山(むねざわ ぶんざん)です。
明治18年、宗澤文山は小学校教育が一般的だった時代に、「地域の人々に多くの学ぶ場を」という志から、後に時習学校と呼ばれる私立中学校を創設しました。これは川崎市内で初めての中等教育機関で、現在の中原区下小田中の安楽寺内に学びの場を提供しました。
その業績は、川崎での学校教育の先駆をなすものと同時にその礎を築き、後に中原町長となった安藤安(あんどう やす)や、文学者の大貫雪之助(おおぬき ゆきのすけ)など、地域にとって大切な著名人を生み出す原動力ともなりました。
この大きな業績を、後世に正しく伝えるべく、40年にわたって書き続けられた文山日記や貴重な教科書類を展示する中で、時習学校とそこに流れる文山の思想を紐解いていきます。


講座「時習学校 -市内初の私立中学校」
  • 日 時:8月12日(日)13:30~15:00
  • 講 師:渡辺賢二(明治大学 講師)
  • 3F研修室2/先着20名/当日直接会場へ/参加無料

▲©KATO KAORI

学芸員によるギャラリーツアー

  • 日 時:8月19日(日)、9月2日(日)各日13:00~13:30
  • 2Fアートギャラリー1/当日直接会場へ/参加無料

▲©KATO KAORI

同時開催の企画展

かこさとしのひみつ展-だるまちゃんとさがしにいこう-
7月7日(土)~9月9日(日)
2F企画展示室1/有料(一般600円、65歳以上・大学生・高校生450円、中学生以下無料)

昔のくらしと家庭の道具
7月7日(土)~9月9日(日)
2F企画展示室2/観覧無料

ロシア革命とグラフィック表現――ソビエト絵本とその時代
8月4日(土)~9月17日(月・祝)
2Fアートギャラリー3/観覧無料

時習学校と文山先生 -川崎初の私立中学校-

会場
アートギャラリー1
期間
2018年08月04日-2018年09月17日
休館日
毎週月曜日(ただし最終日9月17日は祝日のため開館)
観覧料
無料
主催
川崎市市民ミュージアム